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愛犬の飼い主が知っておきたい伝染性の病気のひとつ、フィラリア症について。

フィラリアは、フィラリア感染犬の血を吸った蚊が伝染を広める寄生虫の病気です。

姿は白い糸状で、体長は最大で30センチほどになります。

フィラリアの画像はコチラ

※見たい人だけ見て下さい。

(google 「フィラリア」で検索した画像が開きます)

可愛い愛犬が、こんな寄生虫に苦しめられる姿なんか見たくない!

…って、思いますよね。

ならば、愛犬に寄生しようとする敵を知ろう!

フィラリア寄生虫の成長の変化感染方法、フィラリア症になってしまった場合の症状治療方法など書きます。一緒に最善の予防策を勉強しましょう。

 

 

フィラリア症の感染方法と症状

 

フィラリアの生態を知れば、この病気の予防や対処がより深く理解できるようになります。

フィラリア症の知識が無い人にも分かるようにフィラリア症に感染するしくみ病気の症状を解説していきたいと思います。

フィラリアの成長と変化

フィラリアは幼虫期成虫期があり、脱皮を繰り返すことで以下のような成長の変化をします。

  1. 第一期幼虫(ミクロフィラリア)
  2. 第二期幼虫
  3. 第三期幼虫(感染幼虫)
  4. 第四期幼虫(体内移行幼虫)
  5. 第五期幼虫(未成熟虫)
  6. 成虫

フィラリア症の感染方法

フィラリアは、以下に書く環境の中で成長して感染します。

[成長と感染方法・スタート]

感染犬の血液中に、フィラリアの成虫が産んだ第一期幼虫(ミクロフィラリア)が繁殖します。

 

蚊が感染犬の血を吸う時に第一期幼虫(ミクロフィラリア)を吸い取ります。

 

蚊の体内で、夏は2週間程・春秋は2~4週間程かけて、フィラリアが第三期幼虫(感染幼虫)に育ちます。

(ちなみに第二期幼虫の時は、犬に感染できません)

 

蚊が別の犬から血液を吸うときに、吸引をきっかけに蚊の針(吻鞘)に集まっていた第三期幼虫が犬の皮膚に飛び散り、自力で傷口から体内へ侵入します。

この時、感染です。

 

犬の皮膚下に侵入した第三期幼虫は、感染から3~10日後に第四期幼虫(体内移行幼虫)に成長します。

 

第四期幼虫に成長すると筋肉へ移動して、感染から70日前後(2ヶ月ちょっと)で、第五期幼虫に成長します。

 

第五期幼虫は、感染から120日前後(4ヶ月)の頃から筋肉から血管内へ移動を始め、心臓(右心室)を経由して、肺動脈へ流れ着き、感染から180日前後(6ヶ月)で成虫となります。

成虫となったフィラリアは、オス・メスが後尾をして第一期幼虫ミクロフィラリアを生み続けます。

この状態からフィラリア症となります。

[終了]

 

【補足:フィラリアについての知識】

  • フィラリアの成虫の寿命は5年前後
  • 成虫が産んだ第一期幼虫(ミクロフィラリア)は成長せず、蚊に吸われるのを待つだけ
  • 成虫が産んだ第一期幼虫(ミクロフィラリア)の寿命は、1~2年

 

犬四郎犬四郎

フィラリアの予防薬を理解する時に必要なので

『第四期幼虫(体内移行幼虫)』は覚えておいてくださいね!

【フィラリア症】予防薬の効果と投薬時期!鉄壁の守りで愛犬を狙う寄生虫を駆除せよ!

フィラリア症の症状

フィラリアは寄生虫なので、犬を急激に弱らせたり死亡させたりする事はありません。なぜなら「犬の死=自身の死」となるからです。

フィラリアの目的は、ゆっくりと犬の血液中の栄養分を吸って生きること。なのでフィラリア症の初期状態では、犬に自覚症状が現れず発見されにくいです。

犬の行動や外見に次の症状が現れ始めてから、フィラリア症に気付くことになりますが、すでに愛犬の体は相当なダメージを受けている事を意味します。

  1. 咳が出る
  2. 呼吸を苦しそうにする
  3. 元気がない(運動をしたがらない)
  4. 食欲が無くなる
  5. お腹が膨らんでくる
  6. 尿が赤くなる

※数字の順番は、初期⇒末期の順番

 

【補足】

  • フィラリアが1~2匹寄生しているだけでも、咳などの症状は出はじまるようです。
  • 上記(1~6)の症状を放っておくと心臓や肺、肝臓、腎臓などの障害と血管内部を損傷し、死に至ります。

フィラリア症の治療方法

フィラリア症になると、主に以下の治療を行うことになります。

  • 手術する
  • 薬で駆除
  • 対症療法

手術する

首回り(喉)の血管から専用の器具を通して、心臓などから成虫を直接つまみ出します。

薬で駆除する

成虫を薬で駆除します。成虫が死んた後に心臓や血管につまって、犬にダメージを与える場合があるので注意が必要な治療です。

対症療法をする

犬が治療に耐えられないほど弱っていたり年を取っている場合は、フィラリアを積極的に駆除するのではなく、犬の苦痛を和らげるための治療をします。

 


 

いずれの治療も、治すのに時間ががかったり、犬の体に負担をかけます。

さらに、飼い主の生活や金銭的な負担もかかる事になります。

そして、無事に治療が成功したとしても…痛めつけられた犬の臓器や血管のダメージは、残念ながら治りません。

もう、愛犬が元気な姿には戻れないという事です…

こんな悲劇にならない為には、フィラリア症にならない事が重要です。

愛犬には、正しい予防対策が大切だということを理解してくださいね!

 

『正しい予防対策』とは?

【フィラリア症】予防薬の効果と投薬時期!鉄壁の守りで愛犬を狙う寄生虫を駆除せよ!

この記事もぜひ読んで下さい。

フィラリアは人に感染する?

ちなみに、フィラリアは人に感染するのでしょうか?

答えは…

『まれに感染することもある』です!

健康診断などでレントゲンを撮ったときに、肺に影を発見して腫瘍を疑って手術してみるとフィラリアだっという事例がまれにあるそうです。

基本的には、人の免疫攻撃でフィラリアは死滅するようですが、まれに生き残ってしまう固体もあるようです…本当~に、まれらしいです(強調しておきます)

それほど神経質になることでは無いでしょうけど、愛犬のフィラリアに飼い主まで感染するって、シャレにならない悲劇ですよね。

そんな心配をしないために、フィラリア予防をしっかりしておきましょう!

あとがき・犬四郎×チャコ

 

チャコチャコ

けんしろー!フィラリア怖いね~。

ガクガク、ブルブル

犬四郎犬四郎

チャコさんには感染して欲しくないから注意するね!

チャコチャコ

『正しい予防対策』が気になるワ

犬四郎犬四郎

『正しい予防対策』については

【フィラリア症】予防薬の効果と投薬時期!鉄壁の守りで愛犬を狙う寄生虫を駆除せよ!

に書いているから、ぜひ読んで下さいね!

チャコチャコ

ぜひ、ぜひ読んでね~♡

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最後まで読んでくれて、ありがとうございました!