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感染すると愛犬を一生苦しめるフィラリア症は絶対に感染させたくない寄生虫ですよね。

そんなフィラリアから愛犬を守るたった1つの方法は、正しいフィラリア予防をする事です!

今回は、なんとなく分かっているようで、ちゃんと理解できていない人も多いフィラリアの予防の薬について書きます。

 

はじめてこの記事を見る人は、下の記事を先に読むことをオススメします。

【重要】フィラリアに愛犬を奪われないために!飼い主が知るべき病気の症状と感染方法

フィラリア症に感染する仕組みについて書いています。

 

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正しいフィラリア予防

この記事は、フィラリア予防のシーズンに毎月投薬する予防薬(飲み薬タイプスポットタイプ(滴下型))について書いています。

注射タイプの予防薬もありますが、詳しくは後日記事にしたいと思います。

予防薬の誤解と正しい効果と使い方

みなさんは、フィラリアの予防薬の効果について、正確に理解できていますか?

1.フィラリアの予防薬を投薬すれば、「犬が蚊に刺されても、感染しなくなる」

2.一般的なフィラリアの薬が1ヶ月ごとの投薬なのは「薬の効き目が1ヶ月持続するから」

…と、思っていませんか?

残念ながら両方とも間違いです!

【1の答え】

予防薬を投薬していても、フィラリアを宿した蚊に刺されると感染します!

フィラリア予防薬は、犬の体内に侵入したフィラリア幼虫を駆除するための薬です。特に、幼虫が第四期幼虫(体内移行幼虫)に成長した時、100%の殺虫効果を発揮します。

蚊から犬へ感染する時のフィラリアは第三期幼虫です。そして、第三期幼虫は犬の体内に侵入後3~7日で第四期幼虫に成長します。成長した第四期幼虫は約1.5ヶ月間その姿のままなので1ヶ月ごとに予防薬を投薬して殺してしまえば、フィラリアが成虫になるのを防ぎます。

これが予防薬の正しい効果と使い方です。

フィラリアは幼虫期成虫期があり、脱皮を繰り返すことで以下のような成長の変化をします。

  1. 第一期幼虫(ミクロフィラリア)
  2. 第二期幼虫
  3. 第三期幼虫(感染幼虫)
  4. 第四期幼虫(体内移行幼虫)
  5. 第五期幼虫(未成熟虫)
  6. 成虫
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「予防薬」で誤解するけど、正確には「駆除薬」「殺虫薬」って感じの薬ですね。

【2の答え】

第四期幼虫(体内移行幼虫)を殺虫する薬で、投薬後の1日の間、効果があります。(1ヶ月の間、ずっと効果があるわけではありません)

 

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持続性でなく、即効性の虫の駆除薬ってこと。

薬の効果が短期間で良かったですね、だって殺虫剤のような薬が犬の体内にずっと残ってるのは嫌ですもん。

注意して欲しいのは、第四期成虫を取り逃がして第五期成虫に成長させてしまうと、そのまま成虫に成長してしまう事です。

(残念ながら第五期幼虫~成虫には、あまり効果がありません)

くれぐれも、うっかり投薬を忘れたり、シーズン途中で投薬をやめてしまわないように気をつけましょうね!

 

犬四郎犬四郎

毎月忘れず投薬することが、とても大事なことなんです!

必ず動物病院で検査する

毎年、フィラリア予防シーズンが始まる前に、必ず動物病院に行きましょう。

その理由は、フィラリア検査をしなければならないから!です。

 

フィラリア検査とは?

フィラリア成虫が寄生しているかどうかを確認する検査です。犬から血液を採取し、顕微鏡で第一期幼虫(ミクロフィラリア)の姿の有無を確認をして、フィラリア成虫が寄生しているかを判断します。「ミクロフィラリアが発生している=産んでいる成虫がいる」って事です。

 

では、どうして予防薬の投薬前にフィラリア検査をするのでしょうか?

 

…それは、フィラリア症の犬には予防薬を投薬できないからです。

 

フィラリア症の犬は、血液中に第一期幼虫(ミクロフィラリア)が大量に発生しています。その状態で予防薬を使うと、薬の殺虫効果でミクロフィラリアが大量に死んでしまい、死骸が血管に詰まって、犬が突然死してしまうからです。

なので、シーズンが始まるまえのフィラリア検査は大事になります。くれぐれも、前年の投薬し忘れた予防薬が残っていても、すぐに使わないようにしましょうね!まずは動物病院へGOです。

 

ここまで書くと…「去年の予防薬は、ちゃんと投薬したんだから、感染しているはずはないよ」…って、思うかも知れませんね?

実は、おやつタイプの予防薬なんかだと、薬を食べた時の犬の胃腸の調子が悪かったり、見ていない所で吐き出したりして、必要な効果がでなくなる場合があります。そんな時、運悪く第四期幼虫から第五期成虫へと取り逃がしてしまう事があるんです。なので、安全のために100%大丈夫だと思わずに検査だけは毎年しておきましょう♪

予防薬の投薬時期

フィラリア症の予防薬を投薬する期間は、住んでいる地域の蚊の活動中の時期をもとに決まります。

蚊が活動する時期は、住んでいる地域で違いがあるので、地域の獣医さんが指示する期間、投薬をつづけるようにしましょう。

 

投薬期間の考え方

蚊が発生するのが4月~11月だとすると、投薬は5月~12月です。

蚊の活動開始から活動終了それぞれの1ヶ月後の期間中となります。

 

では、なぜ一ヶ月遅れになるかと言うと、その理由は…

予防薬の効果を発揮する「犬に侵入したフィラリアが第四期幼虫に成長している頃だから」です。

…なので、蚊を見なくなっても最後の月の予防薬まで絶対に続けて下さいね!

 

あとがき・犬四郎×チャコ

チャコチャコ

けんしろ~、アタシ、予防薬について誤解してた~

犬四郎犬四郎

うん、フィラリアが入れないようになる…とか
フィラリアが侵入した瞬間に殺す…なんて思っちゃうかも知れないね

チャコチャコ

フィラリアが怖いのは分かるけど…
薬を飲むのはイヤですワ!

犬四郎犬四郎

大丈夫、美味しいお菓子タイプの予防薬があるからw
もうすでに食べてるんだけどね~

チャコチャコ

えーーーーっ!どのおやつ?!

犬四郎犬四郎

どんな薬かは、また後日の記事に書きたいと思います♪

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最後まで読んでくれて、ありがとうございました!