愛犬とのすばらしい時間をずっと楽しむための情報ブログ、ワンだふるタイムの犬四郎です!
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犬の感染病、『レプトスピラ症』について書きます。
- レプトスピラ症とは、どんな病気なのか?
- どうしてアウトドア犬に注意が必要なの?
- どんな症状がでるのか?
- どのように感染するのか?
- どんな治療方法をするのか?
- 有効な予防対策とは?
飼い主が知っておきたい知識をまとめます。
レプトスピラ症とは?
レプトスピラ症とは、レプトスピラ菌に感染することで発病する病気です。
さらに、この病気は犬から人に感染する病気なので注意が必要です。
レプトスピラ症は発生しやすい地域があり、発生件数の多い地域に住んでいる人や、発生件数の多い地域に愛犬を連れて行く場合に感染する恐れがあります。
レプトスピラ症の症状
レプトスピラ菌の種類
レプトスピラ菌は種類が多い病気です。その中でも犬の感染で注意が必要な種類は、以下の3種類です。
- 犬レプトスピラ症黄疸出血型
- 犬レプトスピラ症カニコーラ型
- 犬レプトスピラ症ヘブドマティス
レプストラ症の症状
こんな症状があれば、レプトスピラ症かも知れません。
高熱・食欲不振ののち…以下に書くように、それぞれの菌で特徴的な症状がでます。
黄疸出血型は、
- 目の結膜の充血
- 口の粘膜の充血
カニコーラ型は、
- 嘔吐
- 血便
ヘブドマティスは、
- 尿をしなくなる
- 尿毒症
基本的にレプトスピラ症は、無症状で回復することが多い病気ですが、上に書いた症状が出ている場合は、重症化の恐れがあり、致死率が高くなるので注意が必要です。
愛犬が無症状だったからって、安心出来ません!その理由は…後で書きます
感染方法・感染経路
犬・人、共通の感染
ドブネズミが菌の感染源となることが多く、その尿から排出された菌が、湿った土や水中で生きて汚染します。
そんな、汚染された土に触れたり、汚染された水を飲んだり、水に皮膚が触れただけでレプトスピラ症に感染します。
人は、傷口を汚染された水につけたりしなければ感染の心配は少ないですが、犬の場合は、水を飲んだり浴びたりするので、感染の恐れが高くなります。
キャンプやレジャーは注意が必要
最近は、レジャーやキャンプで愛犬を連れて行く人が多くなり、遊びに行った先で感染するケースが増えているようです。
特に、川や湖などの淡水の水辺に行くことが多い犬は、レプトスピラ症の予防対策(後で書きます)を考えた方がよいでしょう。
犬から人への感染
愛犬が感染すると、尿からレプトスピラ菌が排出され、人が尿に触れることで感染します。
愛犬の感染が分かっている場合は、犬からの感染の予防対策をすれば、人が感染することを防げます。
しかし厄介なのが、「感染しても無症状で回復する犬」の場合です。
犬が無症状でも、レプトスピラ症に感染しているので、犬の尿からレプトスピラ菌が排出されているのです。
これでは、防ぎようが有りませんよね…発病に気づけないのですから。
結局、愛犬がレプトスピラ症に感染しないように対策することが確実な予防となります。
治療方法
抗菌薬を投与して菌を死滅させる治療をします。
重い症状が現れた場合は、なるべく早めの治療が効果的です。
予防対策
ワクチン予防
ワクチンの接種で、レプトスピラ症を予防できます。
ワクチン接種は、レプトスピラ症が発生しやすい地域に住んでいたり、発生しやすい地域へ行くことがあれば考慮するとよいです。
遠方へ愛犬を連れて旅行を考えている場合や、キャンプやレジャーへ頻繁に愛犬を連れ出すことが多い場合は、事前に動物病院の先生と相談する事をおすすめします。
ワクチンの抗体ができるのに、2~4週間ほどかかるので、早めに動物病院へ相談に行きましょうね。
ワクチンをする場合の接種時期は、子犬の時の接種が終わってから、1年ごとの接種が推奨されています。
混合ワクチンについての記事はコチラ
人への感染予防
愛犬の感染が分かった時に、飼い主にうつらないために、次のことに気を付けましょう。
- 尿に触れない(手袋をする)
- 犬の咳、くしゃみ対策(マスクやゴーグル)
- その他、動物病院の先生の指示による
感染しているかも!?と思ったら
先程も書きましたが、無症状で治る犬は心配ありませんが、重症化した場合は危険なので、レプトスピラ症の症状に気付いた時は、早急に動物病院の診察を受けるようにして下さい。
また、病院の受付場所などで、愛犬が排尿しないように注意しましょう。
他のワンちゃんに感染させちゃうんで、気を付けましょう。
ウイルスの消毒方法
消毒方法は、次亜塩素酸ナトリウム、ヨード剤、逆性石けんが有効的です。
また、レプトスピラ菌は熱(50度の熱で10分)で死滅します。
あとがき
レプトスピラ症について、まとめました。
感染しやすい地域に住んでいる人はもちろんですが、遠方の旅行やキャンプなど野外に犬を連れて出かける事が多い人は注意のいる病気です。
また、この病気は老犬や体の弱い犬が、発病した時に重傷化するおそれがあるので、注意したいです。
そんな、老犬や体の弱い犬には、日頃からの滋養強壮を心がけたいですね。
最後まで読んで頂いて、
ありがとうございました!